よく学び、よく遊べ、内定後の『最後の休暇』
前回の記事では内定が出た後の過ごし方についていくつかご紹介しました。
今回も内定後にやっておきたいことをいくつかご紹介したいと思います。
その前に…
当然のことながら『ちゃんと学校を卒業』しましょう。
内定が出ても卒業できなければ意味がなく、募集要項にも「○○年卒業見込の者」と書いてあるはずです。
つまり卒業の見込みがなくなった時点で内定は取り消されてしまいます。
できれば4年前期で単位を取りきってしまうのがベストです。
職場の周辺環境は調べておこう
次に紹介するのは、『通勤シミュレーションをする』です。
あなたはこれから毎日決まった時間内の電車に乗り、会社に通勤します。
会社によっては支社への配属が内定後に決まり、就活中に一度も配属先に行ったことがないということもあります。
初日に始めて企業に行くのではなく、実際の電車の混み具合なども確認しておくとよいでしょう。
特に車などの通勤が認められている場合、朝は道路渋滞も日常的に起こるため、朝に一度会社に車で行ってみることをお勧めします。
卒業後に引越しを考える人はその判断材料にもなります。
職場に行った後は周辺の環境も確認しておくといいでしょう。
特に周辺に飲食店が少ない職場の場合、昼食など食事の調達手段が限られていたりすることがあるので、食事を買えそうな場所をあらかじめいくつか目星をつけておくと通勤時の忙しい時間に重宝します。
会社の最寄り駅周辺でカフェや気になる飲食店、トイレを借りられそうな場所など情報を蓄積しておくと何かと便利です。
毎日行く場所といっても、職場と駅の往復ばかりで実際に配属されてから職場周辺を散歩するという機会はなかなかありません。
今のうちに美味しいお店でも探しておくのもいいでしょう。
ちなみに私は大学時代ですが、電車の人身事故でバイトの配属初日で3時間遅刻して初日でクビになったという経験があります。
現在は地図アプリもあるので迷って遅刻はまずないでしょうが、不安な人は絶対に通勤の予行演習をした方がいいでしょう。
はじめの一歩のために
次のお勧めは『職務で使うスキルの再確認』です。
例えば営業職に決まった人が運転免許証を持ってはいるものの、実家に帰った時しか運転しないペーパードライバーだった場合、あなたは仕事で非常に怖い思いをするでしょうし、事故の原因にもなります。
職場の信頼も損なってしまいますし、面接で『運転できる?』と聞かれて『はい』と答えていた場合、経歴詐称扱いをされかねません。
車に乗る可能性があると想定される企業に内定をもらった場合運転の練習をしておくなど、社会人として出来ることを増やす努力はしておくといいでしょう。
例としては……
・不動産業界に入る人は担当地区を地図を見ながら歩き回って土地勘をつけておく。
・事務職をやる人はOffice系(Word,Excel,PowerPoint等)を使えるようにしておく。
・保険業界に入る人は内定先の商品パンフレットを読み込んでおく。
このような事前の下準備は最低限しておきましょう。
仕事は最初の一歩が大事です。
このレベルで躓いて同期に差がつくと、置いていかれてしまうこともあります。
そうならないためにもまだ職務内容が分からなくてもやれることはやっておきましょう。
人生最後の休暇
最後に『長期休暇でしかできないことをやっておく』ことを推奨します。
内定を取り単位を取ってしまった大学生は数ヶ月単位の自由時間を堪能していると思いますが、社会人になると10日以上の長期休暇などそうそう取れるものではありません。
よく言われることですが、大学生活のその休暇があなたの人生で最後の長期休暇になるかもしれません。
通常1ヶ月の休みを社会人が取るには会社を辞めるか定年を迎えるかしかありません。
なので今のうちにそれだけの長期休暇を有意義に使ってください。
分かりやすいのが『運転免許』や『留学』『旅行』あたりでしょうか。
私は自動車免許は大学時代で取り、二輪免許を社会人で取りましたが社会人で教習所に通うのはかなり大変でした。
自動車免許があるので学科免除でも、合計20時間強の教習をクリアするのに約半年かかりました。
これで学科もある普通自動車免許を社会人で通いで取るのは無理だったと思います。
将来取りたいと考えている人は本気で就職前の取得をお勧めします。
旅行にしても1週間を超えるツアーやノープランのツーリングなどの旅は社会人の休暇内で消化するのはなかなか大変です。
2,3日の旅行プランなら社会人になっても出来ますが、どうせなら超長期の旅に出るなどして、人生最後の超長期休暇を満喫しましょう。
アルバイトで貯金をしても、趣味に没頭するのも自由です。
とにかくその今後の人生でも稀有の時間をたっぷり満喫してください。
長々と書きましたが、体と心を鍛え、よく休み、楽しんだ後、気を引き締めて社会人生活に臨みましょう。
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